マーキーの動きの方向を指定するには?
要素書式
対応ブラウザ
値一覧
値 | 内容 |
方向 | マーキーの動きの方向を指定します。 指定できる値は次の通りです。 「forward」:閲覧順に指定します。 「reverse」:閲覧順と逆の方向に指定します。 なお、「marquee-direction」プロパティの初期値は「forward」となります。 |
解説文
コンテンツが表示領域に入りきらない場合の1つの解決策として、コンテンツをスクロールさせて全体を表示する、マーキーという方法があります。
marquee-directionプロパティは、マーキーの最初の動きの方向を指定することができます。
実際ではマーキーの動きは要素の「direction」プロパティと「overflow-style」プロパティの値に影響されます。
- direction
テキストの記述の向きを表します。英語や日本語などテキストの閲覧順は左から右(directionのデフォルト値はltr)に対して、アラビア語などテキストの閲覧順は右から左(directionのデフォルト値はrtl)となります。
- overflow-style
マーキーの向きが水平(marquee-line)か垂直(marquee-block)かを表します。
現在ChromeとSafariは対応していますが、独自のキーワードを使っています。
- forward
マーキーの向きが水平(marquee-line)の場合は「forwards」(左から右)で対応します。
マーキーの向きが垂直(marquee-block)の場合は、「down」(上から下)で対応します。
- reverse
マーキーの向きが水平(marquee-line)の場合は「backwards」(右から左)で対応します。
マーキーの向きが垂直(marquee-block)の場合は、「up」(下から上)で対応します。
サンプルソース1
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="utf-8">
<title>サンプル1</title>
<style>
p{
width:600px;
overflow: -webkit-marquee;
overflow: marquee;
overflow-style: marquee-block;
-webkit-marquee-direction: down; <!--「down」はChromeとSafari独自のキーワード-->
marquee-direction: down; <!--「down」はChromeとSafari独自のキーワード-->
}
</style>
</head>
<body>
<p>となりには2匹の猫がいます。1匹は<b>白い耳</b>をもつ黒猫で、もう1匹は<b>黒い尻尾</b>をもつ白猫です。・・・</p>
</body>
</html>
サンプルソース2
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="utf-8">
<title>サンプル2</title>
<style>
p{
width:600px;
overflow: -webkit-marquee;
overflow: marquee;
overflow-style: marquee-line;
-webkit-marquee-direction: forwards; <!--「forwards」はChromeとSafari独自のキーワード-->
marquee-direction: forwards; <!--「forwards」はChromeとSafari独自のキーワード-->
}
</style>
</head>
<body>
<p>となりには2匹の猫がいます。1匹は<b>白い耳</b>をもつ黒猫で、もう1匹は<b>黒い尻尾</b>をもつ白猫です。・・・</p>
</body>
</html>
関連項目